はじめに/LGBTs

2015年の電通総研の調査によると、7.6%もの人が、LGBT等のセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)であるそうです。

※LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字をつなげたものです。

にもかかわらず、身近にセクシュアル・マイノリティの人は「いない」という人が多いのが現状です。

その理由として、①社会的認知がまだまだ不十分であること、②セクシュアル・マイノリティが忌避すべき対象やいじめの対象とされてきた過去があること等から当事者がカミングアウトをし辛いこと、等が挙げられるでしょう。

セクシュアル・マイノリティの人は「いない」のではなく、「名乗り出ることができない・しづらい」だけなのです。

私はFTMトランスジェンダー(体は女性で生まれるも、心は男性で生まれた人)として生きてきました。

かつて、私はトランスジェンダーであることを、一生、誰にも言えない問題だと思っていました。居場所もなく、孤独に生きていました。

トランスジェンダーを想定していない場に行くことが辛くて、また、生得的な体の限界があるのが悔しくて、スポーツ等への興味は蓋をして生きていました。

そして、ただ「集団に属さず、独りで生きていく」ためだけに、毎日を繰り返していた時期がありました。

誰だって、楽しく生きたい欲求があります。人は社会的な生物ですから、他者との交流なくして幸せを感じることはとても難しいことです。

現在、ご要望に応じて、ヨガのクラスやレッスンをご提供していますが、その根底には、自分がかつて欲しかった、「セクシャリティを問わず、誰もが、楽しく参加できる場所・機会」を作りたいという願いがあります。

ローカルなサービスになりますが、楽しんで頂ければ幸甚です。

また、当事者として生きてきた経験を生かし、セクシュアル・マイノリティのことを社会に知って頂くための活動も続けて行きます。

講演等で、皆さまのお目にかかる機会があるかもしれません。お近くで講演等が開催される際には、どうぞお立ち寄りください。

池田 清美